フライングプローブテスタの新モデル「APT-T400J」を発表しました。
タカヤ株式会社は、2025年12月より新製品「APT-T400J シリーズ」フライングプローブテスタの販売を開始いたしました。
本製品は、治具レスで多品種対応可能な基板電気検査装置として、従来の高精度プロービング技術と安定した測定性能を継承しながら、より導入しやすい価格帯を実現したスタンダードモデルです。電子機器の高密度化・多機能化に対応し、製造現場の課題である人手不足・コスト削減にも貢献します。
【開発の背景】
電子機器の高密度化・多機能化が進む中、実装基板の検査には従来以上の精度と信頼性が求められています。一方で、製造現場では人手不足やコスト削減といった課題が顕在化し、高性能でありながら導入しやすい検査装置へのニーズが急速に高まっています。
こうした状況を踏まえ、タカヤは長年培ってきたフライングプローブテスト技術をベースに、より幅広い現場で活用できるスタンダードモデルとして 「APT-T400Jシリーズ」 を開発しました。検査品質を妥協することなく、導入のハードルを下げることで、より幅広い製造現場の課題解決に貢献します。
【APT-T400Jの特長】
-高性能高品質を維持し、導入しやすい価格を実現-
<ハードウェア> 検査精度とスピードを両立
- 高密度基板対応 :独自の4ヘッド-6プローブ構成 狭い部品間や上向きコネクタへ確実にアクセス
- 微小不良も検知 :全ヘッドに測定ユニットを搭載、インピーダンスやキャパシタンスを測定
- 高速安定検査 :最適化された移動機構とサーボ制御でスピードと信頼性を両立
- 治具レス対応 :分割式クランプで特殊形状基板も段取り時間を短縮
- 外観検査 :高精細カメラで部品の有無や極性を確認し、バーコード連携でデータ管理
<ソフトウェア> 操作性と自動化機能の充実
- 直感的な操作画面:簡単にカラー画像上で座標入力、修正、不良画像表示も可能
- 簡単セットアップ:独自開発の検査プログラム作成支援ソフトにより、ODB++や各社CADデータ、
マウントデータから検査プログラムを自動生成でき、セットアップ時間を大幅に短縮
ラインナップ
| 機種名 | モデル | 検査プローブ数 | 検査可能サイズ(mm) |
| APT-T400J | オフライン | 4軸 | 50×50 – 540×483 |
| APT-T400J-A | インライン | 4軸 | 50×50 – 540×483 |
※インラインモデル
自動搬送機構を備え、ローダー・アンローダーとの接続により連続検査が可能。最速40m/minの搬送速度で高効率な検査体制を構築。
販売開始時期
2025年12月(日本国内)
展示会出展情報
【開催展名】第40回 ネプコン ジャパン -エレクトロニクス 開発・実装展
【2026年1月東京】ネプコン ジャパン-エレクトロニクス開発・実装展
【会期】2026年1月21日(水)~23日(金)
【会場】東京ビッグサイト
【主催】RX Japan株式会社
※「APT-T400Jシリーズ」を国内初出展予定です。
お問い合わせ先
タカヤ株式会社
産業機器事業部 営業部 営業課
TEL:0866-62-1870
E-mail:ie2_bus@takaya.co.jp
お問い合わせ | タカヤ株式会社 産業機器事業部サイト